彗星と遭う

93期生


長く続いた緩い練習環境で、初戦敗退が続いていた。

そんな環境で腐りかけていたが、真田が監督として就任すると、一変。

眠っていた才能が目覚めつつあり、強豪校とも渡り合える力を見せつける。


《もとはしそうじろう》

本橋宗次郎

彩星高校の三年。主将。ポジションはキャッチャー。右投げ左打ち。

冷静沈着で、相手のことをよく観察し、苦手なコースを執拗に攻める。リードが単調になりがちだが、矢沢の指導で緩急を多く使い打者を打ち取る。

彩星高校では四番。ここ一番の勝負強さが光る、頼れる主軸。

高校通算本塁打17本。

好きな球団はソフトバンク。憧れは、メジャーでも活躍した城島健司。

《とぐちあらた》

戸口新太  

彩星高校の三年。副主将。ポジションは投手。左投げ左打ち。

彗の教育係として指導に当たる。左投げ左打ち。フィールディングとコントロールには絶対の自信があるが、課題はスタミナ。100球を越えると球が浮きだしランナーをためて痛打されるケースが目立つ。

球速はMAX136キロで、平均はは120キロ後半。

出所が分かりにくいフォームと大きなスライダー・スクリューを武器にゴロを打たせる、打たせて取る技巧派左腕。

実家はトグチ・マートという激安スーパーを営んでおり、空野一家が良く買い物に来る。

好きな球団はヤクルト。憧れは、中日ドラゴンズの山本昌。

  • 兄:恭太

《さたけよしあき》

佐竹良明

彩星高校三年。ポジションはセカンド、センター、ライト。

右投げ右打ちで、力強いバッティングをする。足も速く、彩星高校の三番を務める。

極度の漫画オタクで、兄貴肌のキャラクターに憧れており、自身もそのような振る舞いを心掛ける。

外野経験が薄い彗と一星の外野守備を指南し、守備力の向上に一役買った。

《なすふみや》

那須文哉

彩星高校三年。ポジションはライト、レフト、サード。

右投げ右打ちで、飛距離なら彩星高校ナンバーワンだが、三振を嫌うあまり、当てに行くバッティングをしがち。足もそこそこ速く、身体能力は高い。

自分の武器をしっかりと理解させることで、スタメンに定着。

春の大会、春日部共平戦でヒットを放った。

《たかやまこうへい》

高山浩平 

彩星高校三年。ポジションはファースト、レフト。

左投げ左打ちで、シェアなバッティングをする。ただ一方で調子の波が激しく、悪いときは三振を重ねるなど安定感はない。

安定感の無さは日ごろの成績に左右されることに音葉が気付き、改善することに成功。

二年秋から五番として存在感を見せるが、守備は酷く、最後には必ず守備固めを出される。

好きな球団は楽天。好きな選手は山崎武司。

《ますやまいおり》

増山伊織

彩星高校三年。ポジションはファースト、セカンド。

右投げ右打ちで、シェアなバッティングが売りだったが、二年生時の秋大会で手首を骨折して以降調子が上がらず、夏はベンチを外れた。

真田にも遠慮なく意見をしたり、なにか問題事があると一つ絡んでいたりするなどトラブルメーカー的側面があるが、仲間想いでチームメイトからの信頼は厚い。

《わたひきりん》

綿引凛

彩星高校三年。三年生では唯一のマネージャーで、春季大会・夏季大会でベンチ入り。

何事も大雑把で、豪快な振る舞いから肝っ玉母さんと呼ばれている。